{78}第8章 病気(1-2.我慢)
血液検査の結果、
『ホルモン量は正常値であり、生理が止まっている原因は他にある』
といわれた私は、伝え忘れていた薬剤名を婦人科医に言ったのです。
伝えた途端、原因はこの薬であり、
『医者でも副作用についてよくわかっていないことがある』
と婦人科医に言われたのでした。
私はクリニックの医師に貧血のことを伝えて、
『原因が何であるか』と訊き続けていました。
その度に、医師は
『消化器官からのものではなく、
他から例えば婦人科系ではないか』
と言っていました。
私は医師に『現在、生理は止まっていてそれはあり得ない』
とも言っていたのでした。
受診した婦人科医の話を私がしたところ、
医師は『副作用のことはわかっていた』と言って、
原因と思われる薬の服用を止めたのでした。
薬の服用を止めて一週間後に生理が始まった時、
私は医師のこのいい加減な説明を責めることよりも、
体が正常に戻ったことに安心したのでした。
また、四十肩の痛み止めの薬が原因と思われる下血があった時、
突然のことに驚いた私は、クリニックを受診しました。
医師は強い痛み止めを処方した外科クリニックの医者を非難しましたが、
カメラで確認したところ『浮腫はあるが、そのままで自然に治る』と言ったのでした。